FEATURES

DESIGN
表面のカタチ作りから離れ、まるでカタチが存在しないかのようなデザインを考える。X-RAYの開発に当たったのは、au design projectより発表されたMEDIA SKINで、携帯電話のデザインの潮流を一変させた、プロダクトデザイナー吉岡徳仁。オリジナリティが感じられないデザインが主流となった現代の携帯電話に、新鮮で新しい切り口を。そんな吉岡の意志が、透明なボディという斬新な発想を見出しました。たとえば葉の形状が、自然の摂理に基づくあらゆる理由によって成り立っているように、携帯電話も複雑な機構や電子部品の組み合わせによって出来上がっている。その事実を、携帯電話にとって「自然」な状態として受け入れて、手に取る人の目にかすかに見せていく。その視点が、単なる美しいデザインにとどまらない深みのある魅力をX-RAYに与えています。内面の精密なデザインを包み込む透明のボディも、上質に仕上げました。一見するとプレーンな二つ折りのシルエットでありながら、そのたたずまいはじつに個性的。表面のなめらかな質感と深みのあるカラーが、大人の毎日にしっくりと馴染むような、どこか落ち着きある雰囲気を、この携帯電話にもたらしています。
DESIGNER
吉岡 徳仁
©Masahiro Okamura
吉岡 徳仁
1967年生まれ。2000年吉岡徳仁デザイン事務所設立。プロダクトデザインから建築、展覧会のインスタレーションなど、デザインの領域を超える作品はアートとしても高く評価されている。数々の作品がニューヨーク近代美術館などの世界の主要美術館で永久所蔵されている。Design Miami / Designer of the Year 2007受賞。TBS系ドキュメンタリー番組「情熱大陸」への出演、アメリカNewsweek誌日本版による「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されている。
http://www.tokujin.com
COLOR
X-RAYの存在感をさらに印象づけるLEDサブディスプレイ。7×102ドットのマトリクスLEDは、X-RAYのために新たに開発されました。現在時刻をはじめ、着信やメール受信のお知らせなど、ディスプレイに様々な情報が現れます。透明なボディに赤い文字が浮かび上がり、情報が流れゆくさまは、プロダクトが持つ深い質感に、アートの様な美しさとインパクトを与えます。
GRAPHIC + SOUND
X-RAYの世界は、ディテールからも感じとることができます。吉岡徳仁ディレクションの下、グラフィックはGROOVISIONSが担当。3種類の世界時計や、充実したスペックをシンプルに表示するアイコン、壁紙など、知的で操作性の高いデザインが、あなたの毎日を豊かにします。透明感にあふれるサウンドは、KUJUNが制作。X-RAYの上質な世界を、より一層深めています。
COLOR
かつて存在しなかった、美しい色が揃いました。X-RAYのカラーは3タイプ。まるで上質のワインのように深みのあるレッド。シックな大人の顔つきを演出するブラック。そして、深い海の色を感じさせるブルー。質感がありながらクリアな透明感を表現するため、材料メーカーとガラス繊維メーカーが共同開発した、ガラス繊維を添加していながら透明なポリカーボネートを採用。携帯電話では世界で初めて使用された新素材が、独特の深みと美しさを実現しているのです。