Art Editions YAYOI KUSAMA 「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」

赤地に白のドットで埋めつくされた不可思議な箱、その側面から伸びる謎のスコープ。のぞきこむと、草間作品の象徴とも言えるドットの世界が無限に広がります。箱の中に貼られた鏡により無限に増殖し続けるドットは、見る人を圧倒し、自分自身の所在すら分からなくなりそうな、不思議な感覚を覚えます。

幼少期から現在にいたるまで、精力的に創作活動を続ける草間彌生。単身渡米し制作に打ち込んでいた1960年代は、ジェンダーや反戦など社会へのメッセージを色濃く反映した作品を多く手がけるようになっていきました。その時期に発表された草間の代表作品「無限の鏡の間−ファルスの野」の世界を「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」は見事に再現しています。箱を開くと、ドットの群れの中に埋め込まれた携帯電話が。箱の中ではドットの中にその存在を消滅させていた携帯電話ですが、手にすると独特の存在感とエネルギーを放っています。作品として「見る」瞬間も、携帯電話として「使う」瞬間も、間違いなく、驚きにあふれた作品となることでしょう。

携帯電話・オブジェ・ストラップのセット。 Edition100。Edition Number(携帯電話・オブジェ)、草間彌生氏直筆サイン(オブジェ)入り。

写真提供:草間彌生スタジオ

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