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質問者2:初めまして。わたしもINFOBAR1をいまだに使っているんですけれど、やっぱり2が出ても、1の輝きを失わない良さというのは消えないと思うんです。そこで、どんなに新しいものができても、良さが消えないものを作るということについて、深澤さんはどう考えていらっしゃいますか。
深澤:すごく難しい質問ですね。これはタナカさんにもぜひ聞いて欲しいんですけれど(笑)。
サステイナビリティ(Sustainability)といって、持続可能なデザインと今よくいわれているんですが、その中では、やっぱり自分が愛し続けられる、使い続けていいなとずっと思い続けられるものがいいと思うんですよね。家具とかそういう、使っていると味が出てくるものっていうのは、やっぱりだんだん歳を取ると欲しくなるんですよね。最初は安くてちょっと使えればいいかなって使って、引っ越すときには捨てるっていうのが、だいたい今なんですけれど、だんだん歳取って長くなってくると、もっとちゃんとしたものを長く使えばいいやっていうふうに思ってくるんですよね。そういう気持ちになったときに応えられるかどうかっていうのが、非常に長いスパンで使われるユーザー像を設定しなきゃいけない。つまり、そのときのパッションでワオッて言って飛び付いてくれる人だけを喜ばせるんじゃなくて。
例えば、あなたが歳取っていってじっくり(モノを使うように)なったときにも、裏切ってないよみたいなことを考えなきゃいけない。だから、すごく未来を見なきゃいけないんですね。それが一つあるんですけれど。それは家具とかファッションとか、そういうものが特にそうなんです。こういうものって新しい機能が入ってくるから、バッテリーの寿命が少ないとか、画面が小さいとか、中にテレビが入ってないとかっていうことになると、もうそれで負けちゃうんですね。
タナカ:今のケータイ状況の中では1、2と出たのって初めてじゃないですか。今の話で言うと、深澤さんがさっき言われていたように、これからはもうインターフェースだったりとか形じゃなくどんどん進んでいくっていうのがひとつあると思うんです。本当にモノじゃなくなるっていう形。体と一緒になるみたいな形ってあると思うんですけど。
ただ、そのモノを人間が愛したりするっていうこともある種残ったときに、やっぱりエコロジーとかリサイクルとか、これからの時代のことも考えていくと、やっぱり作ったものを長く愛すというか。やっぱり一番のエコロジーって、もしかしたら壊さないことだったりするんですよ。モノを作るのがいけないことじゃなくて、いかに捨てないか、壊さないものを作るか。そういう意味では、この1、2の考え方っていうのは、僕はアリかなっていう気はしていますけれどね。
深澤:そう思いますね。
質問者2:ありがとうございました。
勝:質問ありがとうございました。では、ほかに? はい。マイクは届きますかね。皆さん今日はメモを持って集まっていらっしゃって。
深澤:勉強家ですね。